渓流釣りの春が来た!3・1解禁
<フィッシング・ルポ>
いよいよ釣春本番! 16日の長野県に続いて、3月1日は東北地方も含め東日本の主要河川で渓流釣りが一斉に解禁する。範囲が広がることでヤマメ&アマゴやイワナなど渓流魚をゲットできる確率も高まる。日刊釣りペン・クラブの相吉孝顕さん(71)が、期待される河川を漁協管内別にピックアップして、近況をルポする。
【群馬】
◆吾妻漁協管内 四万川水系の釣り場は上流の日向見川や新湯川がいいが、源流はいまだに雪が深く入渓は難しい。その点、支流の上沢渡川なら比較的入渓が楽で渓相もいい。沢渡温泉前の駐車場から上流が釣り場になり、石も多く適当な落差もある好ポイントが連続する。なお、沢渡温泉から下流はアユが放流されると禁漁になるので要注意。
【栃木】
◆那珂川北部漁協管内 開幕初期は、寒井の余笹川の合流点から国道4号の上流までが中心になる。川は西岩崎で取水され、このセキから下流は流れが細くなるため、本格的な釣り場としては取水セキから上流がお薦めだ。木ノ俣川の合流点を越え、湯治で有名な板室温泉まで続く。このほか余笹川や、箒(ほうき)川では塩原ダムの下流周辺などが好釣り場として見逃せない。
【埼玉】
◆秩父漁協管内 首都圏に近い荒川は、本流筋で大型のヤマメが釣れるなど人気の高い釣り場だ。今回も解禁前に秩父や皆野、長瀞の3地区でヤマメの成魚放流が実施されるだけに大いに楽しみである。ただ、支流の大洞川や入川、中津川などは残雪はないものの、流れが細いため、寒さで凍結する可能性もある。本格的に狙えるようになるのは桜が咲くころだろう。
【静岡】
◆狩野川漁協管内 駿河湾から天然アユの稚魚がソ上する河川でも知られている。今シーズンも例年同様、解禁前にアマゴの成魚放流が行われ、開幕当初から大勢のファンでにぎわう。また、稚魚放流から育ったものも含め天然魚と対面がかなうのも魅力だ。
河川の一部では昨年、災害復旧工事が続いた。その影響で濁りが入った釣り場があったが、その工事も一段落し、大見川をメーンに吉奈川や柿木川など各支流を広く探ってみたい。
【山梨】
◆峡北漁協管内 県の最北部に位置する釜無川や塩川を擁し、管内の河川はすべて稚魚放流なので、美形のヤマメやイワナと出合える。解禁当初実績が高いのは塩川筋。釣り場は平橋から江草発電所間が中心だ。
ほかに須玉川は万年橋から津金発電所下までポイントが多い。釜無川は本流の桐沢橋(一部禁漁区があるので要注意)から穴山橋間で本流釣りが楽しめる。
◆峡東漁協管内 笛吹川水系を管理している。川は塩山を中心に本流に日川や重川、鼓川、琴川など支流がつながる。人気が高いのは本流の釣り場だ。岩手橋から笛吹川温泉入り口の橋まで続き、流れも豊か。釣行後は温泉と、その奥に店がある手打ちそばをいただくのもいい。支流の鼓川は常盤橋を中心に、琴川は笛吹川の合流点から牧丘大橋を経由し、その間に好ポイントが続いている。
◆桂川漁協管内 管内の鶴川は、釣り場は猪丸の取水セキから上流・西原までの間。葛野川は下流域に瀬が多くあり、水温が低いこの時季は支流の奈良子川や浅川の中流域にポイントを絞りたい。国道20号沿いの笹子川は支流の真木川が狙い。下流域は深い谷になっているが、解禁当初は好釣果の実績が高い。
◆富士川漁協管内 県の南部に集中し、積雪の心配はない。釣り場はいずれも支流域が中心。その1つ福士川は有東川の合流点から徳間までが良く、下部川や栃代川を持つ常葉川は甲斐常葉駅周辺、波木井川は大城川や相又川との合流点周辺が狙い目だ。
[2006/2/24/10:00 紙面から]
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