「ピンポン球」フグ、東京湾で狙い目
<Go!Fishing〜今が釣りどき〜>
東京湾のフグが狙い目だ! ターゲットはショウサイフグで今は小ぶりが多いものの、季節的には群れで固まる「寄りフグ」シーズンで、うまくポイントに当たれば爆発的な釣果をゲットすることも可能だ。それにフグは食味もさることながら、あのカワハギ以上の「エサ取り名人」ともいわれ、独特の釣趣にハマっているファンも多い。横浜・鶴見の「新明(しんみょう)丸」から出漁して釣り方も探ってみた。
東京湾のショウサイフグは夏場が産卵期で、秋に釣れるのは今年生まれた15〜20センチクラスの1年魚が主体だ。これら小ぶりのものが釣り上がってくる時は体を膨らませてくるものが多い。この姿がピンポン球のように見えることから小型を「ピンポン球」とも呼ぶ。「第8新明丸」(林一成船長=48)に乗り込んで出漁した日は、このピンポン球がやたらに釣れた。
釣り場は大貫沖で水深10メートル前後の浅場だ。あいにくの雨模様で最初のポイントではボツボツ程度だったが、林船長によれば「ショウサイフグは危険を感じると砂に潜ってしまうぐらい憶病」という。それでいて上下や横に、また海中で止まったりもできる「ヘリコプター泳法」を活用して、釣り人に気づかれずに難なくエサを取ってしまうのだから厄介。それでも次に移ったポイントでは潮が効きだすや一時入れ食いになり時折、30センチ近い良型も掛かった。
右舷胴ノ間で父親の遠藤邦夫さん(47=横浜市)と一緒にサオを出していた将希君(12=小6)も連発した。聞けばフグ釣りは3回目。ちょっとぎこちない感じはあるものの、ピンポン球を次から次へと取り込んだ。最終的に22匹をゲットし「フグ釣りって面白い」とニッコリ。またフグ釣りは初めてという川端登喜夫さん(40=川崎市)は35匹を収め「イカとカワハギやマダイ釣りは経験しているけど、それと比べて釣り方の難しさなど奥の深さがあるのでハマりそう」と話した。
船はアンカー(イカリ)で固定する。この日トップは50匹台にとどまったが、付けエサが(冷凍の)エビだから、ほかにもいろいろな魚が躍りあがった。メゴチからベラにアジやサバとマコガレイ、それにイイダコ、果てはサバフグ、フグでは最高級の「アカメフグ」とも呼ばれているヒガンフグまで掛かって五目釣りの内容となった。
また、この時季は「寄りフグ」ともいって群れで固まる傾向が強く、そういった場所に当たれば爆発的な釣果をみることも珍しくない。実際に「新明丸」での釣果にもそれが顕著に出ている。数が釣れだしたのは10月初旬からでトップが50〜70匹台を連発し、同4日には今季レコードとなる165匹を記録。以降も7日に103匹、9日が106匹、そして18日も112匹の束釣り(100匹台)をマーク。以降は多少のバラつきはみられるものの21日86匹、30日は90匹をゲットし釣況の上向き気配がうかがえる。再び数釣りが狙えるチャンス到来だ。
[2005/11/4/09:58 紙面から]
写真=小6の遠藤将希君が釣ったフグが膨らんでピンポン球のように見える?
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